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藤沢版 公開:2018年11月23日 エリアトップへ

自治会運営を次世代へ【2】 防災訓練、親子で参加を

社会

公開:2018年11月23日

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 「夏祭りや餅つきは、親子連れがたくさん来るのに、防災訓練は全然参加がない」。そんな悩みを持つ自治会は少なくない。湘南台地区の円行東自治会(金子健一会長)もその一つだったが、従来と内容を変え、例年25人程度だった参加者が、今年2月に実施した訓練には、子どもが約30人総勢100人を超える参加があった。

 防犯と防災に注力する同自治会は、会費での防犯カメラ設置や、防災ガイドラインを自主製作し配布するなど積極的に取り組んできた。そのなかで役員に防災に関するアンケートを実施。明らかになったのは、各家庭の備蓄の少なさ、平日の日中に災害が発生した場合、役員や班長だけでは避難所の開設が難しい現実だった。「住民の防災意識を向上して、役員以外でも対応できるように」。そう考えた金子会長は、「多くの人が参加する防災訓練を企画したい」と市の自治会運営サポート事業に依頼した。

 まず話し合ったのは、ターゲットだった。子どもがいる世帯に絞ると、内容が炊き出しやAEDの使い方では集客が難しい。提案されたのは、イベント要素を盛り込んだ防災訓練。スタンプラリーを実施し、ブースや防災倉庫を回り親子でクイズを解きながら、関心を高めてもらおうと考えた。

 集客のためのチラシは、サポート事業に携わるイラストレーターのアリー向井さんがデザイン。子どもが集まる祭りで配布した結果、子ども27人を含む113人が参加し目標を達成した。また、視察に来た他の自治会でも、同じような防災イベントを企画するなど、広がりを見せている。「やればできるという自信になった」と金子会長。次回の防災訓練は、災害時の初動確認と新たなテーマに挑戦する。

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