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喪中 おせち料理とお正月
記者―さて、今年も残りわずかだが、今年不幸を出した場合のお正月のすごし方を、10月から無料開放しているメモリアルホール「美空」を運営している(株)平和堂典礼の代表に聞いた。
代表―今年お身内に不幸があった場合の年越しですが実は私自身、一昨年の年末に母を亡くし正月を迎えることになりました。現在ではインターネットで色々と調べることも可能ですが、地域や故人の思惑によって様々な情報が氾濫しています。
まず、門松を飾らない(最近ではあまり見かけません)。ひと昔前は車のフロントグリルにしめ飾りを付けているのを見かけましたが、商売で作った物が流行しただけの事ことでしょう。由来もありませんしね。まさか、昔は馬のおでこにしめ飾りは付けないでしょう。余談ですが、欧米では馬の蹄(ひづめ)を保護する蹄鉄(ていてつ)が魔除けや幸福を呼ぶとされていて玄関に取り付ける事が多いそうです。そこで、日本でも競走馬に装着されていた蹄鉄で、クリスマスリースやしめ飾りを作って販売しているところがありますね。しかも、「馬が滑らない」として、お分かりですよね?合格のお守りにも人気だそうです。
話がそれましたが、おせち料理は「重箱」が定番です。その中でも五段がおすすめです(五段は高価なため、三段を2セット買い組み合わせました)。一の重、二の重、三の重はいつも通りで与の重(縁起を担いで「四」は使いません)、そして五の重。五の重は年神様から授かる福を詰める場所として空にするのが通例ですが、ここに母の好物を詰め合わせて食事のたびにご仏前に供えました。今年は自分たちの幸福を願うより、母のあの世の幸福を願うことにして、減ることは無い母の好物を見るたびに「お腹がいっぱいだろうな」と思える事が出来ました。
各家庭でいろいろなおせち料理がありますが、喪中だからといって、電気も無く、移動手段が馬だった頃の教えをかたくなに守るのではなく、故人を思う気持ちが同じなら、形にこだわらなくてもいいような気がします。
記者―人を思う気持ち。供養の気持ちがあれば形式にこだわらなくても、温かい気持ちになれるのですね。無料開放している「美空」では、葬儀事前相談を受け付けている。心配な方は是非相談を。
■(株)平和堂典礼【フリーダイヤル】0120・59・6999
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