新春恒例の藤沢市消防出初式が6日、石川の消防防災訓練センターで開かれた。消防職員や消防団員ら約730人が参加。救助訓練や一斉放水など日頃の訓練の成果を披露し、災害から街を守る決意を新たにした。
出初式は消防職員や団員の士気を高め、市民に防火への意識を高めてもらおうと1948年の消防発足以来、毎年実施されている。
今年は自治体消防制度70周年の節目で、ポンプ車やはしご車など約60台の消防車両による分列行進や、災害現場を再現した救助訓練も実施。例年よりも盛大に催され、会場に詰めかけた家族連れらが公開演技や体験イベントを楽しんだ。
消防署部隊による救助訓練では、都心南部を震源とするマグニチュード7・3の地震が発生し、多数が一部損壊したビルに取り残されたと想定。職員らは消防車両で到着後、役割分担をしながら迅速な救助活動を展開。ロープを伝って次々に通報者が助け出されると、会場からは歓声や拍手があがった。
目玉のひとつのはしご乗りでは、今年も藤沢鳶職連合会のメンバーらが伝統の妙技を披露。職人がはしごを交互に駆け上がり、片足で体を支えたり、逆さまになるなど鍛錬された技を見せ、式典に花を添えた。
また恒例の消防団による一斉放水では赤や青、黄色など鮮やかなアーチが空を彩り、来場者の目を楽しませていた。
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