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藤沢版 公開:2019年1月25日 エリアトップへ

ロボットと共生する社会へ【3】 技術発信の拠点に

文化

公開:2019年1月25日

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 県が2013年から取り組んできた「さがみロボット産業特区」。昨年11月、県が主催するロボット展示イベントでは「かながわロボタウン」として辻堂駅北口周辺が指定された。最終回では市も一部助成金を出している、子どもから年配の人までが利用できる生活支援ロボットが一堂に会する展示場「ロボテラス(辻堂神台2の2の1)」を紹介する。

 辻堂駅北口のアイクロス湘南3階にある「ロボテラス」。ここには「日常で使うもの」をコンセプトに、人と会話ができる「ロボトーク」や歩行困難な人でも両足でこげる車椅子「COGY」など約50種類を展示。昨年11月には実際の居住空間を再現したブースも設置された。

 同施設は特区認定の翌14年、ロボットの普及・啓発を目的に、市が開設。現在は湘南ロボケアセンター(株)から引き継いだ(公財)湘南産業振興財団が運営を行っている。昨年は家族連れや高齢者、学生や海外の人など約7千人が来館。他にも、購入希望者が実物を見ようと足を運んでいるという。

 ただ開設以降、徐々に認知度は上がってきているものの、来場者からは「こんなところがあると知らなかった」という声も少なくない。事業や施設のPRが十分とは言えず、今後いかに多くの市民に施設を周知できるかが、課題のひとつだ。21日からは市役所で出張展示を行い、来庁者らに「ロボットの街」をアピール。展示を見に来た女性は「一人暮らしなので、話し相手になるロボットがいたら」と話した。

 同財団では今後も福祉分野や子ども向けのイベントなど実際にロボットに触れるイベントや講演会を企画する方針。市産業労働課は「まずは多くの人に知ってもらえるよう実際に見て、触ってもらいたい。ゆくゆくは一般家庭にも普及できるよう、この場所が技術発信の拠点になれば」と展望を語った。

(連載終わり)

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