記載台で投票先を書き込む児童ら
選挙の意味や大切さを知ってもらおうと市選挙管理委員会は先月31日、鵠洋小学校で「ふじさわ選挙教室」を開いた。６年生１２５人が参加した。
この日は選挙の種類や仕組みを解説した後、「まちづくり選挙」と題して藤沢市のマスコットキャラクターを候補者に見立てた模擬投票を行った。
児童らには予め候補者の”公約”をまとめた選挙公報を配布。商店街などの賑わい創出を掲げた「ふーちゃん」、海や川の環境改善を目指す「ふじまる」、健康や芸術のまちづくりを訴えた「みらぞう」、市の魅力を全国に発信すると主張した「ふじキュン」の４候補者が揃った。
投票には本物の投票用紙や記載台、投票箱など選挙機材が使用され、本番さながらの演出がされた。結果は「ふじキュン」が65票で２位の27票に大差をつけて当選した。
同小の教諭は「教科書だけでは分からないことが学べたと思う」、児童の一人は「一票でも大切なことが分かった。18歳になった時に投票に行こうと思う」と話した。
同教室は２０１６年から実施されており、今年度は市内の希望する小学校12校で開かれた。
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