辻堂駅南口の湘南銀座商店街で、今年も地域の小中学生が考えた「ジュニア五行歌」の展示が始まった。作品には子どもならではの感性が随所に生かされており、心を和ませる秀作が揃う。17年目を迎える定番の企画とあって、地域の世代間交流や子どもたちの学習意欲向上にも一役買っているようだ。
展示は学校と家庭、地域の3者が連携する、明治地区ふれあいネットワーク事業「夏休みの課題」の一環。明治・八松・羽鳥の3小学校と明治・羽鳥の2中学校から計1711首の応募があった。
五行歌は現代詩歌のひとつ。一行を一息の長さで書くこと以外決まりはなく、日常感じることなどを自由に作品に込めることができる。
商店街のパネルに展示されているのは計120首。保護者や地域の有志らから成る「五行歌でふれあい実行委員会」が選び、同商店街振興組合の協力で17カ所に展示した。
羽鳥小3年の越後屋舞さんは家族と五輪をテーマに作品をまとめた。
「99才になった/ひいおばあちゃん/明るくて元気/来年は100才/いっしょにオリンピックみようね」
明治小4年の嶌田陽大さんは上手にオチをつけて笑いを誘う。
「ああうるさい!/パパとママがけんかしてる/どっちの味方をしようか/よーく聞いていると/自分のゲームのことだった…」
実行委員長の窪田園子さんは「五行歌には子どもの素直な思いが込められている。展示を見て、地域内でのコミュニケーションのきっかけにしてもらえたら」と話した。展示は4月1日まで。
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