藤沢版 掲載号:2019年2月22日号
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振り込め詐欺 被害総額1億8千万円 「手渡し型」が増加傾向

社会

 2018年に藤沢市内で発生した、特殊詐欺の被害総額が約1億8千万円にのぼることが明らかになった。全体では前年比減となったものの、藤沢署管内では過去最大被害額を更新。今年はすでに6千万円の詐欺被害が発生するなど、身内を装う「オレオレ詐欺」と呼ばれる手口が依然として後を絶たず、同署などが注意喚起している。

 認知件数は前年比3件増の102件。被害額の内訳は藤沢署管内が1億415万円、藤沢北署が7262万円だった。

 内訳では、オレオレ詐欺が全体の7割強を占める76件で最も多い。そのほか「架空請求詐欺」や「還付金詐欺」などがあり、警察官や銀行協会職員、商業施設関係者などと偽る手口が目立つ。いずれも銀行口座や暗証番号、クレジット番号などを聞き出すなどし、手段を変えながら最終的には金銭を要求してくる。また近年は、現金やクレジットカードを直接受け取りにくる「手交付型」が増加傾向にあるという。

 藤沢署は4日、市内在住の70代女性が6千万円の被害に遭ったと発表。同署によると、長男を装う男から「会社の書類が入ったかばんをなくした」などと女性宅に電話があった。同日、長男の同僚を名乗る3人の男が別々に自宅前に現れ、3回に分けて計6千万円を手渡した。その後家族に連絡し詐欺と判明したが、犯人は捕まっていない。

留守電などで対策を

 県警の発表では、昨年1年間の県内被害総額は約58億円。内訳では約8割が70歳以上、性別では8割が女性で、高齢の女性が被害に遭いやすいことが分かる。両署では「留守番電話機能や迷惑電話防止機器を活用し、直接電話に出ないなどして被害を防止してほしい」と呼び掛けている。

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