鵠沼海浜公園スケートパークを拠点に活動し、東京五輪出場を目指す小川希花さんが五輪に向けた重要な一戦で好スタートを切った。
予選を2位で突破すると決勝でも持ち味の大きく力強くのびのびとした滑りを披露。1位の岡本碧優さんと互いに高得点を出し合う接戦を演じた。最終3本目には練習で1度しか成功できなかった技「バッグサイド・ブラントスライド」が成功しガッツポーズ。会場も大きな歓声に包まれた。3本のトライで一番の52・8点をたたき出したが、岡本さんも53・1点と高得点の滑りで1位の座を守り抜いた。「優勝できなかったのは悔しいけど最後に技を決めることができて、会場も盛り上がったので良かった」と振り返る。
小川さんは小学2年生の頃、サーファーの兄と一緒に鵠沼スケートパークに行ったのをきっかけに、本格的にスケートボードを始めた。2017年には世界最高峰の「エックスゲームズ」に出場。同年にシンガポールで行われた「バンズ・パークシリーズ・アジア大会」では優勝するなど、世界で活躍する若手有望選手だ。今春には藤沢清流高校を卒業し、競技に専念している。
持ち前の明るさと可愛らしい笑顔で地元の声援に応える姿から「鵠沼のプリンセス」と呼ばれている小川さん。来年に迫った五輪に向けて「得意のすべてのラインを使った滑りを極められるよう練習する。今まで通りスケートボードを楽しむことを忘れずに、がんばる」と抱負を語った。
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