雑誌に掲載された写真やカラフルな色使いのページ、おしゃれなデザインのダイレクトメールや映画のチラシは、もったいなくて捨てられない。そんな思いから誕生した、世界に一つの紙のコサージュを、本藤沢在住のグラフィクデザイナー加藤順子さんが製作している。
結婚式のウエルカムボードなどイベントの装飾用の花を紙で作るとき、普段は購入した画用紙を使っていたが、あるとき家にある雑誌で作ってみようと思い立つ。程よい厚みと光沢のある雑誌の紙は、思いのほか上手にできた。環境保護活動も行っている加藤さんは、「好きな雑誌と花で自分にしかできないリサイクル」と、2017年からSNSに毎日一輪ずつアップした。あるとき、幼稚園のお母さんから、「コサージュを作れないか」という注文が入り販売もし始めた。
頭の中に花のイメージを作ったら、ハサミで切り、のりで花びらを重ねていく。フリーハンドのため大きさの違う花びらができあがるが、それがより自然に近く味わいが増す。一輪が完成するのは、1時間半程度だ。「ものが溢れている時代。身近なもので作れるおもしろさをつたえたい」と今後は教室の開催なども考えている。「環境のために自分だったら何ができるかを考えるきっかけになれば」と語った。
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