観光振興を通じて地域活性に貢献する事業者や個人を表彰する「かながわ観光大賞」で、江ノ島電鉄などが実行委形式で運営する「江ノフェス」が審査員特別賞を受賞した。主催は(公社)県観光協会。9回目の今年は30件の応募があった。
江ノフェスは江の島を中心に毎年9〜11月にかけて行われている。秋のエリアブランディングとして、同電鉄を中心に市や観光協会、商店街から成る同実行委の主催で2009年にスタートした。
テーマは「”湘南の秋”体感フェスティバル」。フラや音楽、アート、街歩きなど、毎回多彩な企画が用意され、フィナーレのキャンドルイベントでは有志市民協力のもと、8千基が幻想的に周囲を彩る。
「通年型観光地」に寄与
イベントが始まるまで、江の島周辺は春の大型連休と夏季の海水浴シーズン以外の集客が課題だった。現在は秋季の集客増に大きく貢献しており、「江の島島内の観光客の割合も四半期ごとに差異がなくなるなど、通年型の観光地実現に寄与している」と評価された。
イベントを企画・立案している同電鉄の村上聡さんは「まちで1つの事業を行うことを大切にしてきた。これまでの取り組んできたことが評価されてよかった」と話した。
同コンテストでは同じく同社が携わる「かまくら長谷のあかり」も審査員特別賞に選ばれている。
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