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鵠沼橘に触れ合いサロン 「介助犬 多くの人知って」

文化

掲載号:2019年6月21日号

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元介助犬のグレース(写真手前)と関水夫妻
元介助犬のグレース(写真手前)と関水夫妻

 介助犬としての職務を引退した犬が出迎えるコミュニティーサロン「テラスティピィ」(鵠沼橘1の7の3)が今月1日にオープンした。コンセプトは、全国で約70頭ずつしかいない介助犬と聴導犬の存在を多くの人に知ってもらうこと。運営する夫妻は「犬好きの人はもちろん、世代を問わず様々な人に足を運んでもらえたら」と話している。

 介助犬は肢体の不自由な人の手足となり、ドアの開閉や車椅子の走行をサポート。聴導犬は耳の不自由な人の代わりに、火災報知機や自転車のベルの音などを知らせる。

 運営するのは鵠沼橘在住の関水俊明さん(68)・恵子さん(67)夫妻。サロンでは犬の育て方や介護の悩みを聞き、アドバイスや専門の窓口を紹介したり。利用者はランチを食べながら気軽に相談できる。現在は大阪府で約8年、介助犬として活躍していたスタンダード・プードルの「グレース」など4、5匹が常駐しており、犬たちと自由に触れ合える。

認知される存在目指し

 オープンのきっかけは、介助犬や聴導犬が抱える課題を実感して。恵子さんは介助犬と介護施設を訪問するボランティアとして約20年活動。俊明さんも13年間、県内を拠点に介助犬と聴導犬を育成する「ウェルフェアポート湘南」に所属し、訓練に携わってきた。

 「介助犬と聴導犬は盲導犬と違って圧倒的に頭数が少ない。一般的に知る機会も少なく、世間と接点を持ちづらいのが実情」と俊明さん。日本補助犬情報センターによると、盲導犬は全国に約900頭いるのに対し、介助犬と聴導犬は合わせて150頭ほど。飼い主の障害の内容や程度に合わせて訓練しなければならず、育成に時間がかかることなどが理由という。

 認知度が低ければその分、育成への支援や正しい理解は得られづらい。車いすを引く姿に「(介助犬は)無理やり働かせているのでは」といった誤解も度々耳にした。

 そこで夫婦の経験を生かし、介助犬の存在を知ってもらおうと自宅の一部を改装してサロンのオープンを決意。引退した介助犬を交えながら「どんな仕事をしてきたのかしら」「性格はどんな子なの」。そんな会話を通じて少しでも認知度を高めるのが2人の狙いだ。恵子さんは「まずは犬たちと触れ合ってもらいたい。一人でも多くの人に正しく理解してもらえたら」と話した。

 営業時間は午前11時30分から午後5時ほか。月・火は定休。問い合わせは同サロン【電話】0466・25・0505(営業時間のみ)へ。

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