第101回全国高校野球選手権の神奈川大会が来月7日に開幕する。出場校は全181校。藤沢市内からは12校が出場し、令和初の王者を目指して強豪が揃う激戦に臨む。シード校16校のうち、市内3校の主要選手を紹介する。 《敬称略》
快音が響き渡った。シード権がかかる春の県予選。麻溝台との4回戦で豪快なツーランホームランをバックスクリーン横に叩き込んだ。3回戦の慶応義塾戦に続く大会2本目の本塁打。前身の大清水時代から数えて26年ぶりに夏のシード権を獲得する立役者になった。
「清流旋風」を支える要は、3年外野手の小田嶋優だ。今年から主砲をまかされる一方、中継ぎの投手としてもチームの勝利に貢献してきた。
野球部がグラウンド全面を使えるのは水・木曜2日と金曜の朝練時だけ。その他は隅での打撃練習や学校周辺での走り込み、筋力トレーニングなど基礎練習に励むが、シード校の中で恵まれているとは言い難い。
そうした環境下でも人一倍、練習には熱心に取り組んできた。主将の萩原皐太も「皆の見本になる選手。試合でも打ってほしいときに結果を出してくれる、頼りになる存在」と評する。
春の県大会準々決勝で対戦したのは東海大相模。昨夏4強の強力打線を前に5回コールド負けを喫したが、学ぶことも多かった。「選手ひとり一人の技術力の高さはもちろん、勝利への貪欲さを感じた。姿勢はすぐにでも真似できる」。練習の質を高められるよう、春以降チーム全体で意識改革にも取り組んできた。
泣いても笑っても最後の夏。「皆が主役。チームで勝つことだけを考えて、一つでも上に行きたい」と闘志をみなぎらせた。
■初戦/7月16日午前11時、バッティングパレス相石スタジアムひらつか
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