第101回全国高校野球選手権の神奈川大会が今月7日に開幕する。出場校は全181校。藤沢市内からは12校が出場し、令和初の王者を目指して強豪が揃う激戦に臨む。シード校16校のうち、市内3校の主要選手を紹介する。 《敬称略》
春季県大会でベスト16に入り第3シードを手にした藤沢翔陵。今年は投手の左右2枚看板である左腕・上澤直也(3年)、右腕・戸田達也(同)がチームを支える。下位打線でも長打力がある切れ目のない打線も特徴だ。
その中で、扇の要である捕手と主将を務める本山颯人は、元ロッテ・阪神に所属した川俣浩明監督も「野球が大好きな生徒。チームのことをしっかり把握できていて、私が真っ先に相談する選手」と信頼を寄せている。グラウンドでは誰よりも声を出し、雑用なども率先して行う背中で引っ張る主将だ。
その本山は今年のチームを「出塁率の高い1番が出ると得点につながる確率が高い。チームも勢いがつき流れにのれる」と分析。その一方で「失策で流れを失いやすい。歯止めがきかなくなる」と課題もはっきりと口にする。
今年の冬場は、走り込みを重ね、スイング量も増やしてきた。「400m、300m、200m、100mのタイム走を10セット。下半身が鍛えられて打撃に粘りが出てきた。守備もステップがスムーズに踏めるようにレベルアップしている」と練習の成果を実感しているようだ。
「厳しいトレーニングを3年生を中心にプラス思考で乗り越えられたことは成果。体はきつかったけれど楽しくできた」と本山。甲子園出場という大きな目標へチームの士気を高め、「一戦必勝」で立ち向かう。
■初戦/7月15日午前11時、藤沢八部球場
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