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HONKI University 障害児と交流 カヌーで続け

社会

掲載号:2019年7月19日号

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配備式で財団や市関係者と記念撮影するメンバーら
配備式で財団や市関係者と記念撮影するメンバーら

 障害のある子も、そうでない子も日曜日は皆でカヌーを楽しもう――。10年以上に渡り、辻堂海浜公園一角にある人工池でカヌーの体験会を開いている団体がある。これまでに160回を超える体験会を開催し、参加者数はのべ4万5千人以上。障害や年齢の垣根を越えて、パドルスポーツの楽しさや素晴らしさを伝えている。

 主催は「NPO法人HONKI(ホンキ)Univer(ユニバー)sity(シティー)」(梅原洋陽代表理事)。(公財)県公園協会などと共催で、毎年5・6・9・10月、園内の「サザン池」を会場に重度障害者でも楽しめる「ユニバーサルカヌー」と呼ばれるカヌーを使って体験会を開いている。

 取り組みが産声をあげたのは10数年前。当時湘南工科大学教授だった和田精二さん(74)らが障害児や高齢者でも楽しめるユニバーサルカヌーを開発したことから始まった。和田さん自身も長年普及に携わり、現在はバトンを同法人に引き継いだ。「ここは垣根なく水に親しむ場の入口。皆さんの協力あって、ここまで来たのだと思う」と和田さんは目を細める。

 体験会はこれまでのべ1500人近くの障害児が参加する地域イベントに定着。今年度からは海洋スポーツを通して青少年育成に取り組む「B&G海洋クラブ」としての活動もスタートさせた。

 先月23日にはB&G財団からスタンドアップパドルボード(SUP)など舟艇器材が贈呈。式典で梅原代表は「体験会の認知も高まり、今や多くの人に活動への思いが共有できるようになった。今後はさらに活動の幅を広げたい」、また車いす利用者で活動に参加して9年目になる岩堀聖さん(22)は「例えばラフト(ボートの一種)は皆と息を合わせないと前に進めない。協力する大事さや楽しさを学んだ」と話した。

 この日は配備された器材がお披露目されたほか、一般参加者を対象にしたカヌーやSUPの体験会も行われた。

式典後には寄贈されたカヌーやSUPの体験会も行われた
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