辻堂神台のココテラス湘南7階にある藤澤浮世絵館で企画展「浮世絵と御開帳 相模と江戸の往来」が開かれている。入場無料。9月1日(日)まで。
江戸時代、信仰と娯楽を兼ねた旅が庶民の間で広く親しまれた。特に江島神社に祭られている江の島弁財天の開帳と大山の夏山開き後の参詣は人気を集め、多くの浮世絵の題材にもなったという。
同展では、4つのテーマごとに、様々な浮世絵作品計約60点を一堂に展示。企画展示コーナーでは、江の島弁財天を江戸・永代寺まで遠征してお披露目する「出開帳」や江の島詣に訪れる群衆の姿など、往年の賑わいを伝えている。
また2代歌川広重が描いた初代の東海道五十三次を模した作品群、葛飾北斎らが描いた大山詣りの水垢離(みずごり)の風景なども見どころ。同館学芸員の細井守さんは「江の島詣と大山詣りは大変な人気で、窓口の藤沢宿も大勢の人で賑わった。かつての活気や庶民文化を読み解いてもらえれば」と話している。
会期中、学芸員による見どころ解説(8月24日)や同館開館3周年を記念した記念講演会(同31日)もある。問い合わせは同館【電話】0466・33・0111へ。
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