「湘南の魅力発見プロジェクト」のワークショップで講師を務めるグラフィックデザイナー 藤井 治子さん 辻堂太平台在住 43歳
子ども目線で魅力を発信
○…藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町の2市1町が連携して取り組む「湘南の魅力発見プロジェクト」。今年度は小中学生がアニメーションCMの制作に挑戦する。江の島の「岩屋」や藤沢産のブドウ「藤稔」などテーマに合わせて、写真をつなぎ、BGMを作詞し、15秒のCMをつくる。そのワークショップの講師を務める。「150枚の写真を1枚1枚撮ってつなげる地道な作業。子どもたちが楽しめるようにサポートできたら」と話す。
○…チラシやポスターなどの印刷物やWEBデザイン制作を中心に活動している。一度は営業職で企業に就職したが、「自分のやりたいことを仕事に」と一念発起し、約20年前からデザインの仕事を始めた。初めは知り合いのデザイナーのアシスタントとして専門ソフトの使い方など技術を学び、その後企業で、携帯のインターネットサービスの占いやゲームなどのページ、複合機やカーナビの画面のアイコンなど様々なデザインを担当した。そのほか名刺やロゴ、会社案内の冊子制作なども手がけるなど、これまで50を超える企業に携わってきた。「相手のことを考えて、伝わりやすいようにデザインをすることが楽しい」
○…小6と年長の子を持つ2児の母。親の影響あってか長女は絵画教室に通い、コンクールで表彰されるほどの腕前だ。自身も学生時代は広報委員として学校新聞を作ったり、アルバイト先で商品のポップやPR黒板を描くことが得意だった。「レゴブロックやプラ板づくりで一緒に遊んでいた。影響しているのかな」。母の柔らかく親しみやすい雰囲気がにじみ出る。
○…完成した作品はSNSを通じて世界にも発信される。「生まれ育った地元の魅力を発見しながら、技術も学んでくれたら」とほほ笑んだ。
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