神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2019年8月30日 エリアトップへ

江の島で自動運転バス 五輪見据え実証実験

経済

公開:2019年8月30日

  • X
  • LINE
  • hatena
自動運転バスに試乗する黒岩知事(上)緊急時のみ運転手が操作する「レベル3」で走行中はハンドルに手を触れない
自動運転バスに試乗する黒岩知事(上)緊急時のみ運転手が操作する「レベル3」で走行中はハンドルに手を触れない

 小田急電鉄やソフトバンクグループのSBドライブなどは21日、江の島周辺の公道で自動運転バスの実証実験を始めた。江の島で開催中のセーリング世界大会に合わせ、30日まで一般モニターを乗せて運行する。事業委託する県は来年の東京五輪江の島会場での運用を目指す考えだ。

 実証実験は昨年に続き2回目。交差点での右左折やバス停での停止、前回は手動だった路上駐車の回避を人工知能(AI)が行うなどより高度な技術を取り入れた。

 走行は前回と同様、運転手が乗車するが、緊急時以外は操作をしない「レベル3」。期間中、県立湘南海岸公園から湘南港桟橋バス停までの片道約2Kmを1日5往復する。前回と比べて約2倍の距離を走行する。

 今回の実証実験では、交通インフラと協調した車両制御を実施。自動運転バスが信号情報を取得して走行したほか、交差点に設置したセンサーで対向車の状況を確認しながら右折するなどした。

 また期間中は車掌が同乗し、試乗車の本人確認をするほか、車いすやベビーカーなどの乗降補助、車内外の安全確認も行い、実用化に向けてサービス面でも検証した。

 小田急グループではドライバー不足解消などを目的に自動運転バスの実用化を進めており、県も来年東京五輪セーリング競技が行われる江の島で、運転手が乗車しない「レベル4」での走行を目指している。

 この日、自動運転バスに試乗した黒岩祐治県知事は「この1年で技術の進歩を実感した。来年の東京五輪時には、自動運転の完成形を実現させてほしい」と期待した。

藤沢版のローカルニュース最新6

4か月ぶり待望の再開

4か月ぶり待望の再開

えのすいでイルカショー

4月19日

常識覆す海岸清掃ロボを

常識覆す海岸清掃ロボを

若手エンジニアが研究開発

4月19日

お宝絵画や現代アート

お宝絵画や現代アート

約50点一堂に

4月19日

細密な植物アート110余点

細密な植物アート110余点

「たんぽぽの会」が作品展

4月19日

今はなき小字を知る

今はなき小字を知る

21日に善行雑学大学

4月19日

私立小の魅力紹介

私立小の魅力紹介

21日、テラスモール湘南

4月19日

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook