9月27日にカタールで開幕する「ドーハ2019世界陸上競技選手権大会」の男女混合4×400mリレーに、相洋高校3年の高島咲季さん=藤沢市石川在住=が出場する。日本陸上競技連盟が11日に発表したもので、日本選手団の中では高校生唯一の選出だ。
高校生で唯一 いざ夢舞台
高島さんは今年5月の静岡国際・女子400mで資格記録となる53秒31をマークし、優勝。続く日本選手権では着差ありの2位に付け、日本トップレベルの戦いを繰り広げてきた。これらの戦績を総合的に勘案、リレーの特性も考慮した上で連盟強化委員会からの推薦を受け、晴れて日本代表入りを果たした。
第一報を受けた高島さんは「決まってよかった。日本代表という事で気持ちがギュッと締まった」とコメント。今年3月に行われたアジアユースで日の丸を背負った経験はあるものの「非常に大きな世界の舞台で走るのはなかなかできない。代表としてふさわしい走りをしたい」と前を向く。メンバー、走順は未確定だが「こだわりはなく、何走でもいい」。持ち味である後半の粘り強さを発揮し、チームを勢いづける走りに期待がかかる。
日本からは「アジア大会の時に皆に喜んでもらえたから」と即席の味噌汁を持参したいと笑う。「練習あるのみ。相洋の練習を貫きます」と普段通りの調整を経てドーハに乗り込む予定だ。「最年少だが走るとなれば、良い位置でバトンを渡したい」。インターハイ400mを連覇した無敵の女子高生が、夢の舞台へ。世界最高峰のトラックを駆ける時がきた。
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