藤沢版 掲載号:2019年9月20日号 エリアトップへ

認知症、正しく理解を  9月は世界アルツハイマー月間

社会

掲載号:2019年9月20日号

  • LINE
  • hatena

厚生労働省によると、認知症またはその予備軍の人は全国で462万人(2012年)おり、今後高齢化に伴い2025年には約700万人に増加するという試算が出ています。実に日本人の5人に1人が当事者になり得る時代、認知症との向き合い方について、県認知症サポート医で、かわしま神経内科クリニック(鵠沼松が岡)の川嶋乃里子医院長に聞きました。   

   ――認知症を正しく理解する上で心掛けておくべきことはありますか。

 まずは高齢になれば誰しも成りうる病気だということ。「アルツハイマー型」は70歳代までが多いと言われ、80歳を過ぎると複数の病因によることも少なくありません。一方で、認知症になったからといって何もできなくなる訳ではないということ。症状は人によって様々ですし、周囲の理解やサポートがあれば、最後までその人らしく過ごすことが可能です。

――サポートする家族が向き合うときに気を付けるべきポイントは。

 認知症は誰より本人が不安に駆られます。ですから、日常の中で、できないことを注意することはいたずらに不安を煽ることにもなりかねません。むしろ、周囲の方には本人が「今何ができるか」に目を向けてほしいと思います。例えば少しの手助けがあれば料理ができる人もいますし、おしゃべりが好きな人もいます。本人が抱えている心の痛みを汲み取りながら、その人が生き生きできると感じる活動を一緒にしてみて下さい。それがサポートにもつながるはずです。

――介護に行き詰ってしまったとき、良い方法はありますか。

 デイサービスやショートステイなどを上手に利用してみて下さい。施設を利用することは恥ずかしいことではありませんし、「介護する人/介護される人」という一方的な構図は双方を疲弊させてしまいます。また介護を「してあげる」ではなく、ケアを通じて互いが成長する、「ケアパートナー」という発想を大事にしていただきたいと思います。

――最後に、地域と認知症の関わり方について考えを聞かせて下さい。

 認知症に限らず、高齢化で病気や身体が不自由な人の割合が増えていく中で、皆が皆、同じようにできる必要はありません。互いができることを持ち寄り、できないことがあるなら、支援し合えばいい。いわゆる共助の精神が大切なのだと思います。

藤沢版のローカルニュース最新6

“陸の海ぶどう”藤沢の名物に

長後発で新ビジネス

“陸の海ぶどう”藤沢の名物に 社会

シェフから転身、黒澤さん

10月11日号

女医の体験談を一冊に

女性医部会10周年

女医の体験談を一冊に 社会

10月11日号

五輪の感動、紙芝居で

五輪の感動、紙芝居で 文化

64年ヨット競技題材に

10月11日号

非核の願い、後世に

大磯の52会場で「うつわの日」

大磯の52会場で「うつわの日」 文化

10月25日(金)から3日間

10月11日号

女子プロ王者、市長を表敬

女子プロ王者、市長を表敬 スポーツ

10月チャリティ興行前に

10月11日号

片瀬東浜をきれいに

片瀬東浜をきれいに 文化

海の女王と王子も参加

10月11日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 10月11日0:00更新

  • 10月4日0:00更新

  • 9月27日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

大磯の52会場で「うつわの日」

大磯の52会場で「うつわの日」

10月25日(金)から3日間

10月25日~10月27日

藤沢版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

藤沢版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2019年10月11日号

お問い合わせ

外部リンク