来年江の島で開催される東京五輪セーリング競技に向け、市民応援団「藤沢ビッグウェーブ」の有志団員がオリジナルの紙芝居を作成した。題材にしたのは、1964年の前回五輪時、江の島で実際にあった選手間の感動秘話。メンバーらは「大会を盛り上げる一助になれば」と話している。
タイトルは「人間愛の金メダル」。悪天候で海に投げ出されてしまった選手を救出するため、レースを中断して救出に向かう選手の様子が12枚の紙芝居で描かれている。もとになったのはスウェーデンチームのキエル兄弟が実際とった行動。レースは結果11位に終わってしまうが、当時「人類愛の金メダル」と大々的に報道された。
紙芝居は市が3月に開催した企画発案型のワークショップで横浜紙芝居普及会代表の山下康さん(75)が企画。脚本を市内在住の大学2年生、加藤奈那華さん(20)、作画を茅ケ崎市在住の大学3年生、原田安美さん(20)が手掛けた。
山下さんは「メダルの数ではなく、スポーツマンシップこそ五輪の原点。応援する国同士の交流にもなれば」と話した。
紙芝居は10月20日(日)、辻堂新町の商業施設「ミスターマックス湘南藤沢店」でも披露される予定。
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