「老若男女、垣根なく」
辻堂海岸の情景が元になったとされ、JR辻堂駅の発車メロディーにも採用されている唱歌「浜辺の歌」。この地元ゆかりの歌をサンバのリズムに乗せ、湘南の魅力を世界に発信しようと奮闘している市民グループがいる。目指すは東京五輪が開幕する来夏までに、2020人が参加するプロモーションビデオを制作することだ。
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発起人は辻堂神台在住でピアニストの清水友美さん。音楽活動の傍らアートを通じて地域を盛り上げようと、これまでも茅ヶ崎市などで「浜降サンバ」や「茅ヶ崎・赤とんぼ音頭」などオリジナルの地元ソングを作曲し、地域でお披露目してきた。
きっかけは自身が代表を務める「湘南市民ワークショップ」のメンバーで、市内で長年シンクロナイズドスイミングを指導する宮崎美保さんと意気投合して。「サンバのリズムなら国籍を問わず、子どもでも親しみやすい。地域も競技も盛り上げられる」と企画が始動した。
その後、今年3月に行われた市民応援団「藤沢ビッグウェーブ」の団員向けの企画発案ワークショップで提案したところ、五輪に向けた企画のひとつに採用。清水さんが作曲、宮崎さんが振り付けに協力し、老若男女誰でもが踊りやすい「なんちゃってシンクロ」のダンスが完成した。
これまで10数回、地域の祭りや商業施設のイベントなどでPRを兼ねてダンスを披露。清水さんは「最終的には五輪開催年と同じ、のべ『2020』人を巻き込みたい」と意気込む。集まった動画は編集し、動画サイトの「ユーチューブ」にアップする予定だ。「海だけじゃない湘南の魅力を、市民の笑顔と一緒に世界に届けられたら」
公開練習や出演に関する詳細は清水さん【携帯電話】090・8516・5649へ。ともに活動するメンバーも募集している。
「シンクロver.」も
ダンスには水中で踊るシンクロ版=写真=も。宮崎さんが参加者のレベルに合わせて指導する。あす2日(土)には市内のプールで公開練習も。(問)090・1205・5099(宮崎さん)
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