「トリックオアトリート」を合言葉に先月31日、六会の富士見台自治会子ども会は、子どもたちが仮装をして同地区の「避難行動要支援世帯」を訪問した。地域の子どもと高齢者が日頃から交流を持てるよう始めた初の試み。子どもたち9人が魔女やパンプキン、シンデレラなど思い思いの仮装で参加した。
伊久間和胡さん(10)は「普段交流がないおじいちゃん、おばあちゃんと少しだけお話しできて良かった。道で会ったとき覚えてくれてたらうれしいな」と感想を話した。訪問を受けた長谷川妙子さん(79)は「普段こんなに大勢の子どもたちと交流する機会もないから元気をもらえた。にぎやかで楽しかった」と話していた。
避難行動要支援世帯とは、高齢者や障害者、要介護者など、災害発生時に特に支援が必要となる人が住む世帯のこと。日頃の見守り活動などを通じて避難支援に役立ててもらおうと、市が名簿を作成し、自治会に交付している。
今回は自治会どまりになってしまいがちな名簿を、子ども会と共有し、高齢者との交流に活用した。自治会長の近藤清志さんは「普段顔を合わせる機会が少ない子どもと高齢者が面と向かって交流することができた。少しでも話したことがあるだけで親近感がわき、もしもの時の、地域での助け合いにつながるはず」と思いを語った。
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