スポーツ庁が全国の小学5年生と中学2年生の男女を対象に行った2018年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果がこのほど公表された。藤沢市の体力合計点平均は小中男女でいずれも全国平均を下回った。
力強さや持久力などを測る8種目の体力テストと、運動習慣や食生活などに関するアンケートで構成。毎年4月から7月にかけて実施される。18年度は、藤沢市では小学校35校3950人、中学校19校3587人が調査対象となった。
基準となるのは、8種目の合計平均点による体力合計点(80点満点)。小5男子は、全国54・21に対し、53・12(女子55・90/54・65)。中2男子は全国42・32に対し、41・70(女子50・61/49・40)だった。
一方、県平均に対しては小5女子、中2男女が上回った。藤沢市教育委員会は「以前から藤沢市に限らず、神奈川県は全体的に低い数値にある」と説明する。
各種目に関しては、藤沢市では例年、力強さを測定する「握力」、力強さとすばやさを測定する「50m走」が好調、対して体の柔らかさを測定する「長座体前屈」に難がある傾向だ。
藤沢市の小学5年生は男女ともに「握力」「50m走」が全国、県平均を上回った一方、「反復横とび」「上体起こし」などそれ以外の種目は、いずれかを下回る結果となった。
中学2年生は、男女ともに、小学生同様「握力」「50m走」が全国、県平均を上回った。そのほか中学男子は、選択「持久走」・「20mシャトルラン」、ハンドボール投げが上回ったが、女子を含めそれ以外の種目がいずれかを下回った。
一方で、1週間の総運動時間は、小中男女すべてが全国・県平均を上回っている。市教委は「全国的に運動が得意な子は好きに、苦手な子は嫌いになる二極化が課題。多面的な考え方で取り組んでいきたい」と話した。
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
1周年記念しマルシェ開催3月29日 |
|
|
<PR>