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ロボットで荷物運搬実験 高齢社会の課題解決へ

社会

掲載号:2019年12月13日号

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階段を下り、ごみ捨て場へ向かうロボット
階段を下り、ごみ捨て場へ向かうロボット

 階段を昇り降りできるロボットを使用したごみ捨ての実証実験が5日、湘南台の藤沢市営住宅「澁谷ヶ原住宅」で行われた。市のロボット未来社会推進プロジェクトの一環で、高齢化社会の課題解決へ向けて、早期実用化を目指している。

 実験で使用したのは、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスイノベーションビレッジを拠点とするベンチャー企業「AmоebaEnergy(株)」(青野真士代表取締役)が開発したロボット。全長は77cm、重さ24kgで、段差18cm、傾斜35度までの階段の昇り降りが可能で、6kgまでの荷物を運ぶことができる。スポンジやゴムのように柔らかい素材を用いる「ソフトロボット」と言われるもので、世界で初めて階段の昇降を可能にした。

 同住宅は全5棟で3〜4階建て。住民の約半数以上が65歳以上の高齢者だが、エレベーターは設置されておらず、重い荷物の運搬やごみ出しは負担となっている。

 実験では、3階から1階のごみ集積所まで約21mの距離を、遠隔操作を用いて走行。3階でごみを積み、階段を使って1階まで下降。旋回して路上を進み、ごみ収集所で、本体を傾け所定の場所にごみを捨てた。

 30年近く4階の一室に住む渡辺冴子さん(79)は「5〜10年後のことを考えると、重い荷物を持って何回も昇り降りするのは負担なので助かる」と話した。同社は「実環境で実験することで、マンホールなど小さい段差や路面状況の違いを実感した。今後も現場ベースで実験を重ね、2021年度の製品化に向けて安定的な動作ができるよう精度をあげる」としている。

 このロボットは環境に応じて柔軟に変形する「アメーバ」の特性からヒントを得て開発された。本体の走行用ベルト部分がスポンジでできており、段差に合わせて変形しながら階段を昇降。マンションの通路など狭い範囲での旋回もできる。人工知能(AI)の自動運転技術の機能も備えられており、無人で荷降ろしする「置き配」も可能にした。

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交通規制日12/31午後11時~1/1午後5時、1/2・3午前9時~午後5時

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