藤沢駅周辺の活性化に向け、藤沢市が2017年9月から進めていた北口ペデストリアンデッキの改修工事が完了し、このほど供用が始まった。ウッドデッキや人工芝の広場などを整備し、装いを一新。バリアフリー化も施した上で、新たな「湘南の玄関口」に生まれ変わった。
面積は約4700平方メートル。「サンパール広場」の愛称で長年市民に親しまれてきたが、完成から40年近くが経過し、老朽化や時代に即したデザインに対応するため、3年がかりで市が整備を進めてきた。総工費は約21億円。
シンボルだった噴水はウッドデッキの待ち合わせ場所に、また人工芝の「ガーデンパーク」を設置するなどイベントスペースを拡充。ガラス高欄に変えて見通しを良くし、藤棚を配した「ガーデンテラス」も設けた。
バリアフリー化では、ビックカメラ藤沢店側にエスカレーター1基を新設。既存の1基に加えてエレベーターも2基増設した。またデッキ下の照明も整備し、薄暗いイメージだったバスターミナルも明るくなった。
昨年12月21日には記念式典が開かれ、鈴木恒夫市長が「藤沢の玄関口に相応しい場所に生まれ変わった。市民がくつろげるよう使っていきたい」とあいさつ。多くの来賓とともに完成を祝った。
市は今後イベントなどを通じて、駅周辺の活性化などを図っていく方針。この日同広場では5回目となる「藤沢ワイン祭り」も開かれ、飲食ブースのほかステージイベントも開催。多くの市民らで賑わった。
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