2020年東京五輪セーリング競技開催地の江の島で20日、藤沢市による津波避難訓練が行われた。関係機関11団体をはじめ、五輪期間中に観客の案内等を行う「シティキャスト」や島民、市内在住の外国人ら約500人が参加した。
観光客でにぎわう夏の行楽期に、相模湾を震源とする大地震が起きて大津波警報が出た想定で実施。(一社)市建設業協会がドローン3機を飛ばし、現場を確認する中、参加者はヨットハーバー周辺から避難経路になっている住宅脇の細い道を通って避難した。
その後、江島神社の参道の入り口に移動。商店の立ち並ぶ細い道を、海抜13メートルの高さまで坂道と階段を歩いて避難した。
これまでは島民を対象に、自宅からサムエルコッキング苑へ避難する訓練を実施していたが、今回は大幅に参加人数を増やして実施。外国人向けに、英語の防災行政無線などを用い、避難を呼び掛けた。
参加者は「細い道や階段は大人数だとやっぱり歩きにくかった」「避難経路を知れて良かった」などと話していた。
同日、新江ノ島水族館ではテロ対策訓練が行われた。約300人が参加し、人命救助などの訓練を行った。同場所での訓練は初。
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