湘南地域の学生を対象にした「湘南中国語スピーチコンテスト」が8日、多摩大学湘南キャンパスで初開催され、高校生の部で山本海渚さん(藤沢清流高3年)、大学生の部で西谷拓海さん(多摩大学4年)がそれぞれ優勝した。
日中間の青少年交流を深める目的で、友好協会や関連団体らからなる同実行委員会が1年をかけ企画。藤沢市の姉妹都市である中国雲南省昆明市が10年前から学生を対象とした日本語スピーチコンテストを実施していることを受け、開催した。
今年は中国語を学んでいる湘南の学生24人がエントリー。「私と中国」をテーマにした3分間の中国語スピ―チを披露し、発音や表現力などを競った。
高校生の部で優勝した山本さんは、同部門唯一の女性出場者。家の近くの中華料理店の店主と父の交流を中心に、身近な国際交流について語った。大学でも語学を学び、将来は両国の交流の架け橋になることが夢という。「夢中で頑張ってきた。(優勝の副賞で)中国に行けるのが楽しみ。スピーチで話した中華料理屋さんでお祝いしたい」と喜びを語った。
大学生の部で優勝した西谷さんは、アラビア語通訳者という夢を目指し、中国語のほか英語、仏語、スペイン語、ペルシア語なども学んでいる。スピーチでは、留学生とうまく話せず落ち込んだ時に、中国の「有志者事竟成」という故事に習い諦めず励んだことで友人となることができたエピソードを披露。「帰国してしまった友人にも優勝を報告したい」と笑顔を見せた。
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