出産後の母親を支援する「産後ケア」の充実に向け、地元の助産師らが組織する「湘南助産師会」が4月、新たに発足する。既存の組織を合併し、広域的に取り組むことで心身のケアや育児サポートなどの拡充を目指すという。
産後ケアは出産後1年以内の母親と乳児を対象に保健指導や育児相談を行う。昨年11月に改正母子保健法が成立し、各市町村の実施努力義務に位置付けられた。
湘南助産師会は、茅ヶ崎、藤沢、平塚、寒川などに在住・在勤する助産師が対象。エリア内には茅ヶ崎助産師会と藤沢助産師会があるが、平塚と寒川には組織自体が存在していなかった。
関係者によると、産後ケア事業が今後展開されるにあたり、特定の市町村名を冠していると広域的な事業展開が難しい。そこで茅ヶ崎助産師会が中心となり、両助産師会を合併させ、新組織としてスタートを切ることにした。
同会発足に向けた準備組織では現在、対象エリアの助産師を対象に会員を募集しており、初代会長を務める予定の齋藤弓子さん(71・茅ヶ崎助産師会現会長)は、「地域のお母さんたちの役に立てるよう、力を結集させましょう。助産師の皆さん、お気軽にご連絡を」と呼び掛けている。
問い合わせは齋藤助産院【電話】0467・54・8841へ。
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