当事者を交えて、子どもたちの居場所について考えるシンポジウムが22日、本町の複合施設・Fプレイスで開かれた。地域の小中学生や保護者、住民など約100人が参加。子どもを支える地域社会のあり方などについて意見を交わした。
市が2018年度に実施した「子どもと子育て家庭の生活実態調査」の結果や課題を共有しようと、有志の実行委が初企画。ワークショップでは、市内在住で5児の父でもある、タレントのつるの剛士さんが先生役としてゲスト参加した。
「あったらいい場所」がテーマで、事前公募で集まった小中学生からは「無料の駄菓子屋」「ゲームができる学校」といったユニークなものから、「虫がたくさんいる原っぱ」「野球やサッカーが思い切りできる場所」といった現代ならではの要望も。こうした声を踏まえ、地元の大学に通う男性が「大学のキャンパスを開放してはどうか。”大人の事情”もあるだろうが、世代間交流のきっかけにもなる」と提案する場面もあった。
ワークショップ後にはトークセッションも行われ、子育て支援などを行う5人が登壇。つるのさんは「遊ぶ場所など、自分の時代に当たり前にあった場所が今はないんだと気づかされた。大人が制限するのは簡単だが、これからは心配よりも信頼で子育てできる地域社会を作っていかないと」と呼び掛けていた。
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