藤沢市は5日、2019年中の火災発生件数が108件だったと発表した。18年の86件から22件増の2年連続上昇で、100件超は14年の101件以来5年ぶりとなる。
死者は3人(前年比1人増)、負傷者は13人(同1人減)だった。火災による損害額は約5千200万円と前年の1億2千万円から減少する見込み。
種類別では、建物火災が57件で全体の半数以上を占め、前年から11件増。車両火災が4件増の10件だった。
出火原因別は、放火(疑いを含む)が最多の14件、次いで「こんろ」12件、「たばこ」10件となっている。市消防局予防課によると放火は例年火災原因の上位。時間帯は特に夜間に多く「明日に出す予定のゴミなど、燃えやすいものは家の周りに置かないように」と呼び掛ける。
月ごとの発生件数は1年を通し10件前後が多いが、3月が25件と突出している。同課は「お彼岸の線香が原因の火災が約半数。消火を確認してから離れることが大切」とする。
今年は2月25日現在で20件の火災が発生。同課では「現時点では前年同比だが、今後も1件でも発生件数を減らせるよう、協力を願いたい」と話している。
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