新型コロナウイルスの感染拡大防止策を検討する政府の専門家会議の見解などを受け、藤沢市は24日、市主催のイベント開催の是非や公共施設利用に関する方針を発表した。不特定多数の人が集まるイベントについては不要不急のものを除いて3月までと同様、原則中止か延期とし、公共施設は感染リスクを加味した上で一部を再開する。
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専門家会議は感染拡大のリスクを高める環境として▽換気の悪い密閉空間▽人が密集している▽近距離での会話や発声が行われる―の3条件を示している。市ではこれに該当するイベントは実施しない方針だが、子どもや感染のリスクが高い高齢者が参加するものも多く、ほとんどが中止となる見通しだ。
市は4月の開催を予定していた図書館のおはなし会や屋内スポーツの開放など約250事業の中止を発表している。
公共施設に関しては、市内3施設ある老人福祉センターや4カ所全ての子育て支援センターの休館を4月14日まで延長。体育館のトレーニングルームやプール、市民センターや公民館の換気が難しい貸室や共有スペースも休止を継続する。
一方、41カ所ある地域市民の家や小中学校の体育施設、市役所本庁舎市民ロビー、藤澤浮世絵館、アートスペースなどは感染症対策を図った上で一般利用を再開する。
小中学校 新学期から
一斉休校から学校再開に向けた文部科学省の指針を受け、市教委は25日、4月から小中学校を再開する方針を示した。入学式や始業式は予定通り6日に実施する予定だが、入学式については規模や時間を縮小。来賓や在校生は参加せず、保護者の参列は1家庭につき1人とする。
また春休み期間中、部活動については活動回数や人数を学校単位で調整しながら、実施し、校外活動は行わない。市教委では「国が示す通り、(感染者の急増など)今後の状況によっては随時対応を見直していく」と話している。
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