「江戸前海苔」として親しまれている千葉県産海苔の産地振興と消費拡大を目指そうと、日本大学生物資源科学部(亀井野)の学生による取り組みが、農林水産省が進める「和ごはんプロジェクト」に認定された。
くらしの生物学科住まいと環境研究室の学生が2017年から進めている取り組み。「江戸前ちば海苔プロジェクト」と名付け、学生らが地元の伝統産業である養殖海苔を盛り上げようと、行政や漁師、問屋などと連携し、商品開発やマーケティング調査、販売イベントへの参加などの活動を行っている。今回、和食文化の保護・継承を目的とする農水省のプロジェクトに認められ、研究室としては初めてメンバー認定を受けた。
「良さや価値を伝えたい」
チームの中心となっているのは、4年生の青田理乃さん、井上葉波さん、中村百恵さん、吉田梨央さんの4人。
販売戦略として、20から30代の都内消費者・女性をターゲットに定め新商品を地元業者と開発。収穫した海苔をそのまま乾燥させた「ばら干し」に目を付け、「オリーブ&ソルト」や「だし醤油」といった大学生らしい味付けを提案。パッケージも若い女性が目を引くデザインにした。
学生は「漁師さんや問屋さんなど、多くの方と関わることができるのは貴重な体験で面白い」といい、和ごはんプロジェクトでは「先輩から引き継いできた活動の幅が広がるので、これまで以上に江戸前ちば海苔の良さや価値を伝えていきたい」と話した。
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