梨の授粉作業を行う井上さん
４月に入り、市内の梨畑で本格的な授粉作業が始まった。真っ白で可憐な花が枝先を彩っており、農家らがたわわな実りに期待している。
フルーツパーク長後の井上毅さんによると、毎年桜の散り始めに合わせて受粉をするが、今年は開花の早まりから１週間ほど前倒した。
８、９種類の梨を生産する同園では、花粉を自家採取し、１つの花房から実が成り過ぎないよう選定。棒の先に綿がついた「凡天」と呼ばれる道具を使って一つ一つ花粉をつけていく。収穫は７月下旬から始まるという。
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