提言を鈴木市長に手渡した増田会頭（右）
藤沢商工会議所（増田隆之会頭）は８日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受ける事業者への支援や、景気回復を盛り込んだ緊急提言を市と市議会に行った。
内容は急激に売り上げが減少した事業者に対する諸税の減免▽観光業や飲食業などに対する誘客、広報への補助や、クーポン券の発行等に関する支援▽中止イベントを収束後開催するときの助成の強化▽地元消費を促し地域経済を活性させるための勤労者生活資金借入に対する利子補給制度の創設▽国による緊急経済対策に加え藤沢市独自の支援―など12項目。
受け取った鈴木恒夫藤沢市長は取材に対し、「事業者の皆様は大変な状況にあるので、市としても商工会議所と連携しながら、できるものから速やかに実施していきたい」とコメント。
増田会頭は「地元愛に溢れる人たちの窮状を知ってもらい、藤沢市らしい手厚い支援をお願いしたい」と話した。また雇用を守ろうとする事業主の不安も挙げ、支援策の手続きの簡素化や相談窓口の設置補助なども必要とし、「市との交渉などスピーディーに今後も動いていく」と述べた。
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