藤沢市は13日、新型コロナウイルスの感染症対策に関して組織体制を強化するため、新たに専門部署を立ち上げた。部局の垣根を越え、14課から計16人の職員を招集。これまで各課対応だった庁内の担当を一元化することで、対策の円滑化や迅速化を図る。
「新型コロナウイルス感染症対策担当(コロナ対策担当)」は専従職員10人と兼務職員6人が所属。任期は同感染症が収束するまで当面の間とし、組織上は保健所地域保健課に位置づける。
主な業務内容は、▽市の新型コロナウイルス感染症対策本部の事務局機能▽庁内部局における総合調整と実施事業の総括▽情報の収集・分析▽市民への情報提供の総括窓口―の4つ。状況に応じて関係部局と連携するほか、各課に業務を割り振る「管制塔」としての機能を担う。また今後、新たに国の方針が示された場合なども随時対応していくという。
新型コロナウイルスを巡っては、市内でも感染者の増加が続いており、15日現在で計36人に。こうした状況から市保健所の業務が過重になりつつあり、同担当がサポートすることで、負担を軽減し、公衆衛生業務に専念させる狙いもある。
同日から業務が開始され、担当職員が発足の目的や業務内容などについて確認。鈴木恒夫市長は「経験豊かな職員が集まり心強く思う。未曾有の状況に対処する自覚を持って、市民の安心安全に寄り添ってほしい」と訓示した。
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