新型コロナウイルスの影響で休校が続く中、両親の共働きなどで食事をすることが難しい子どもたちを支援しようと、藤沢市が16日から軽食の提供を始めた。市内54小中学校の子どもが対象で、おにぎりやパンなどを100円で用意する。
21日、大道小学校(朝日町)では午前11時半を過ぎると子どもたちが集まってきた。この日の献立はコッペパンやウインナー、キャベツのソテーなど。近隣の中学生も含めた計31人が利用し、職員から受け取った軽食を持ち帰った。
市では当初、休校期間中も希望者には給食を提供する予定だったが、緊急事態宣言の発令で中止に。すでに発注済みだった食材の一部を活用し、軽食を提供することにした。献立は大型連休前までの10日間を想定し、市学校給食課が考案。利用者は事前にインターネットや電話から申し込み、調理室のある小学校で受け取る仕組みだ。
同課によると、全54小中学校の利用者は850人ほどで推移。担当者は「軽食の提供はあくまで自宅で食事をとることが難しい子どもへの救済策。各家庭で準備が可能な場合は対応をお願いしたい」と呼び掛けている。
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