誇りある自覚でコロナ禍の克服を 神奈川県議会議員 松長泰幸
去る2月14日、豪華客船ダイヤモンド・プリンセスの乗客218人に新型コロナウイルスの感染が確認されてから2カ月余、ウイルスは瞬く間に世界中に蔓延し、感染者は233万人余、死者は16万人余(4月19日現在)に及んでいます。
現下の状況に鑑み、国はさまざまな対応策を打ち出す一方、16日に全国へ緊急事態宣言を発令しました。神奈川県および県下の各自治体もそれらに呼応して感染の拡大防止に万全を期し、PCR検査体制の拡充、感染者隔離収容施設の確保などに必死に取り組んでいるところです。それらによって感染防止効果のあがることを願いますが、それにも増して強く思うのは、「コロナの蔓延を防ぎ、それに打ち勝つ何よりの基本は、やはり国民一人ひとりの強い免疫意識とそれに基づく自覚ある行動なのではないか」ということです。
すでに聞き飽きたかも知れませんが、不要不急の外出の自粛、密閉・密集・密接の三密の回避、手洗い・うがいの励行、十分な睡眠と栄養摂取といったことを、各人がどれだけ確実に継続できるか否かに全てがかかっていると言えるのではないでしょうか。
ロックダウン(都市封鎖)や外出違反者の逮捕など、公権力の行使によって取り締まる国々も少なくありませんが、できることならそうした事態を招くことなく、国民の自覚ある行動によってこの国難ともいうべきコロナ禍を克服したいものです。わが国民は、昔から礼儀と秩序を重んじ、忍耐強く自制心ある誇り高い民族だと評価されています。ある意味でその国の「民度」が問われているこのコロナ禍を、「さすがは日本」と言われる形で乗り越えたいと切に願うものです。
松長泰幸
神奈川県藤沢市辻堂3-6-3
TEL:0466-34-2639
taishin@opal.dti.ne.jp
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