新型コロナウイルス感染拡大の影響で、厳しい経営環境に置かれているタクシー会社と飲食店がタッグを組み、弁当や総菜などのテイクアウト商品をタクシー会社が代行して購入者の元へ運ぶサービスが始まった。
江ノ島タクシー(株)が先月28日から「タクデリ」としてスタート。利用者が同サービスの登録店に電話で注文し、店が同社へ配達を依頼。ドライバーが購入者の自宅へ商品を届ける仕組みだ。
テイクアウトを利用したい人とデリバリーができない飲食店との懸け橋になればと、同社の飯森康弘取締役(33)が発案した。飯森さんがフェイスブック上のページ「藤沢テイクアウトできるお店」で登録店を募ったところ、飲食店の支援活動を展開している古久家の小林剛輔さんが賛同。12日現在で登録店は18店舗に増えている。
開始から約10日で利用者は5〜6組ほど。小さい子どもや高齢者がいる家庭からの依頼が多いという。また雨天時や「仕事を頑張ったご褒美に」と週末に利用する人も。利用者からは「感染リスクを抑えながら、おいしい料理が食べられるので助かる」との声があがっている。
同社はそのほか日用品の買い物や薬の受け取りの代行業務も請け負う。飯森さんは「地域の皆さんがあってこその会社。感染リスクを減らすため少しでも力になれれば」と話している。
実施期間は収束するまで当面の間。料金は商品受け取り後から30分千円で以降30分ごとに千円(商品代別)。配達エリアや事業の詳細・問い合わせは同社ホームページまたは【電話】0466・22・2191へ。
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