新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として1人当たり10万円が支給される特別定額給付金のオンライン申請受付が、藤沢市でも11日から始まった。郵送申請は書類を5月末から対象世帯に発送する。
特別定額給付金は、家計支援のため給付対象者1人当たり10万円が支給される。申請は世帯ごとで、原則住んでいる市区町村に申請する。藤沢市の対象は43万人、およそ19万2千世帯となる。
先行して始まったオンライン申請で必要なのは、申請者となる世帯主のマイナンバーカードと、同カード受け取り時に設定した署名用電子証明書の暗証番号、同カード読み取りができるスマートフォン、振込先口座が確認できる書類。手続きは総務省提供の「マイナポータル」にアクセスし、必要項目を打ち込んでいく。振込は5月末以降順次行われる。
すでにほかの自治体で受け付けが始まっている中、このタイミングの開始となったのは、申請から給付まで「確実に間違いのない給付事務を進める準備のため」。早期に始めた場合、申請された口座情報などのデータ入力は職員の手作業。膨大な作業量もあり、ミスや混乱を招き、給付が遅れることがあるという。藤沢市ではこの事態を避けるため、システム構築を優先した。「受け付けのタイミングよりも迅速な給付が大切と考えた」と市の担当者は話す。
5月末からの郵送申請では発送される申請書を使う。用意するものは運転免許証や健康保険証のコピーなど申請者本人の確認書類、振込先金融機関口座確認書類かキャッシュカードのコピーとなっている。振込は6月中旬以降を予定。
またDV被害などで藤沢市に避難している人に対しては、世帯主でなくとも同伴者を含め申請ができる。婦人相談所や配偶者暴力相談支援センターなどが発行する証明書とともに申出書を提出することが必要となる。
詳細、問い合わせはコールセンター【電話】0466・86・7748へ。
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