会議アプリを使って近所の中学生を指導する伊藤さん
新型コロナウイルスの影響で学校の休校が長引く中、インターネットを活用した「オンライン学習」の必要性が見直されている。そうした中、片瀬在住の大学１年生、伊藤圭人さん（18）が同じ町内会の子どもを対象にした無料のオンライン学習塾を始めた。
「Ｙｏｕ（あなた）のｂｅ動詞は？それが過去形になると？」
画面の向こうにいるのは近所の中学２年生。伊藤さんは流暢な発音を交え、教科書に沿って丁寧に指導していく。
上智大に合格し、４月から新生活を送る予定だったが、コロナ禍で自らも通学できない状況に。休校期間を活用し、「勉強で困っている子どもの力になれれば」と近所にチラシを手配りし、個人指導を申し出た。現在は希望があった１人に週１〜２度、パソコンの画面越しに会議アプリを使って英語を指導する。
将来は教師を目指しているという伊藤さん。中学高校でそれぞれ留学経験があり「自分の持っている知識やスキルを人のために役立てたい」と友人とユーチューブを使って動画チャンネルも立ち上げた。「端末さえあれば家にいながら授業が受けられるのが（オンライン学習の）一番のメリット。不登校だったり、心身に課題を抱える子どもの役にも立つと思う」と伊藤さん。大学はじき再開するが「今後も機会があれば地域の学習支援に関わりたい」と話した。
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
