「トマトが育ってきたね」「ナスってこんな花が咲くんだ」――。
市内遠藤にある「遠藤ふれあい農園」で、農作業に精を出す市民が増えている。同園関係者によると4月までに新規利用者が15人増えたといい、コロナ禍で長引く自粛生活からリフレッシュを兼ねて農作業を始める家族が増えているようだ。
23日、同園で野菜や果物の手入れをしていたのは城南在住の土屋さん一家。母・真美さんの発案で、5月の連休前に利用を申し込んだという。
父・裕幸さんと長女の璃恵さん(24)は在宅勤務、次女の実穂さん(21)は大学がオンライン授業と外出の自粛が続く。これまで馴染みのなかった農作業だが、始めてみると璃恵さんは野菜図鑑を熟読、実穂さんは植物に興味を持つように。その姿を見て裕幸さん夫妻は「最近は家族が集まる機会が減っていたので、貴重な時間になった」と目を細める。
同園スタッフの久保博文さんは「市民農園で若い人が増えるのはうれしいこと」と話した。
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