築42年の辻堂市民センター・公民館と辻堂消防出張所を一つの建物に集約する建て替え工事が進んでいる。施設の老朽化や狭あい化が進んだことが理由で、バリアフリーへの対応も進める。場所は現在の場所から約600m西側(辻堂西海岸2丁目)で、市は来年夏ごろの供用開始を目指している。
建設中の新施設は、元県職員住宅があった県有地を市が所得し、その南側の市道と高浜中学校テニスコートを活用し整備されている。
敷地面積は約6040平方メートルで鉄筋コンクリート造3階建て。市民センター・公民館と辻堂消防出張所を複合化した建物で、高浜中のテニスコートも再整備される。
防災機能の強化を図るため、2階に避難所となる体育室をはじめ、地区防災拠点本部室、防災備蓄倉庫を集約。屋上に避難用スロープを設置して複数の避難経路を作るなど、津波避難への対応に重点を置いた。
また、子どもや高齢者の支援として、近隣の地域包括支援センターと辻堂地区ボランティアセンターも移転し機能を強化。1階には市民の交流の場として地域交流スペースも配置する。
ユニバーサルデザインを採用し、バリアフリーに対応。太陽光発電も導入する。そのほか音楽室や談話室、保育室、ホールなどの施設が整備される予定。総工費は約29億円。市の担当者は「機能集約が進むので利便性も高まる。地元の方々に有効に利用してもらいたい」と話した。
現在市民センターがある建物を解体するか活用するかは未定。住民の意見などを踏まえ、検討するという。
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