旬を迎えた地元のフルーツを楽しんで――。
8月1日に関東甲信が梅雨明けした今年。市内の梨とブドウの収穫が最盛期を迎えている。市内北部を中心に、果樹生産者52園(うち46園が直売)で、梨16万平方メートル、ぶどう9万9000平方メートルの広さで育てられている。
梨は7月下旬から「幸水」「豊水」「あきづき」など、ブドウは8月に入ってから藤沢生まれの「藤稔」、全国的に人気の高い「シャインマスカット」などの収穫が始まった。JAさがみ藤沢地区運営委員会事務局によると「昨年よりはできがいい。長雨など悪天候が続いた中でも、生産者の努力によって収穫を迎えることができた」という。各農園が設けた直売所や宅配で、9月下旬頃まで「地元の旬」を堪能できそうだ。
コロナ禍の中、収穫期を迎えた今年、JAさがみが作成したガイドラインに基づき、各園は直売やもぎ取り時の対策を実施。直売所に透明の仕切りビニールを設置したり、消毒を行うなど、工夫して運営している。
藤沢の果樹は、明治から昭和の初めに「桃の藤沢」と名をはせたことから始まる。時代とともに生産物も変化。明治38年に栽培の記録が残る梨、大正8年から始まったブドウが、現在、栽培の中心となっている。
同事務局は「宅配を受け付けている果樹園もあるので、帰省の代わりに藤沢の果樹を故郷へ贈ったり、自宅でも楽しんでほしい」と話した。
持寄品評会 出展果物20日に販売
市内で生産された梨とブドウを審査する「藤沢市果樹持寄品評会」は、新型コロナ感染拡大防止の観点から、今年は8月20日(木)に関係者のみが参加し非公開で行われる。出展果物の販売は例年通りイトーヨーカドー湘南台店(石川6の2の1)で実施される。
抽選制で、当選者から順に購入できる。抽選券配布は午前10時45分、抽選は11時からを予定。また、同日、同店で地元産の梨・ブドウの直売も実施。午前9時から始まり、売り切れ次第終了となる。問い合わせは、JAさがみ藤沢地区運営委員会事務局【電話】0466・45・4118へ。
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