コロナ禍で停滞する市内経済の活性化を目的に発行される市のプレミアム商品券の購入事前受け付けが１日から始まった。額面に30％を上乗せしたもので、１冊６５００円分を５０００円で販売。実行委（齋藤光久委員長）では、「市民、事業主ともにメリットがある。ぜひ申込みを」と呼び掛ける。
「ふじさわ元気回復プレミアム商品券」は、１冊あたり５００円券が13枚つづりで、50万冊が発行される。発行額は過去最大の32億５０００万円。事業は市商店会連合会や藤沢商工会議所らで組織される実行委が担う。事前申し込み後、11月１日から来年２月28日まで利用可能。
同商品券の特徴は主に２つ。１つは市内の中小小売店舗で全て使えるほか、大型店でも６枚まで利用できること。もう１つが50万冊の内、２万５０００冊がスマートフォンを使った電子商品券になったことだ。
大型店の利用に関しては、商品券の魅力アップと地域経済の活性化を両立させるため、２０１５年の事業と同様に配分方式を採用した。
電子商品券は専用アプリをスマートフォンなどの端末にダウンロードし、ＱＲコードを使う仕組み。新型コロナウイルス感染拡大防止に向け、非接触型の商品券として試験的に導入する。将来的には印刷費の削減なども視野に入れている。
対象は市内在住、在勤、在学の人。１人あたり最大４冊まで購入できる。ウェブ上の特設ページまたは、普通はがき、新聞折り込みなどで配布される応募はがきから事前申込が必要。締切は10月３日（土）。応募者多数の場合は抽選となる。
「大型店で利用できるお得さと、地元の名店との出会いを楽しんでほしい」と実行委は話す。
取扱い店も募集中
実行委では、商品券が利用できる取扱い店も同日から募集している。店舗登録、商品券の換金手数料はなく、奨励金として５０００円が交付される。来年１月31日まで。９月25日（金）までの登録で、ホームページに加え、案内チラシにも店名が掲載される。
詳細、問い合わせはふじさわ元気回復プレミアム商品券事務局【電話】０４６６・３４・６０５５へ。特設ホームページは【URL】https://www.fujisawa-genki2020.jp。
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