貴重な仏像がずらり一堂に――。
県立歴史博物館(横浜市中区)で「相模川流域のみほとけ」と題した特別展が始まった。相模原市や海老名市など相模川流域の仏像約50体を展示。展示品には普段非公開の秘仏も多く、一堂に会する機会は初という。11月29日(日)まで。
藤沢市内からは、渡内にある慈眼寺の本尊「十一面観音菩薩立像」が出開帳。像高は178・5cm、鎌倉時代後期に作られた等身大の本格的な彫像で、藤沢市指定文化財にも登録されている。
普段は本堂の厨子内に安置されており、12年に一度、申年のみ開帳。同寺によると寺を大規模改修するまでは60年に一度の開帳だったといい、住職の松山大佑さんも「今回博物館に移動する際に初めてまじまじと拝見した」という。
同館学芸員の神野祐太さんは「関東地域で鎌倉時代の等身大の仏像が残っていること自体珍しい。普段は見られない仏像が集まる貴重な機会なので、ぜひご来館いただければ」と話している。
観覧料は一般900円。開館は午前9時30分から午後5時(入館は4時30分まで)。月曜休館。問い合わせは同館【電話】045・201・0926へ。
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