原爆投下から75年。戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代に伝えるオンラインでの被爆者講話が、善行中学校(石川)で14日、明治中学校(辻堂新町)で15日に開かれた。
市は例年長崎市から被爆者を招き、市内の小中学校で講話を行っている。今年は新型コロナウイルスの影響や被爆者の高齢化に伴い、初めてオンラインで実施。国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館が提供する平和学習プログラム「ピースネット」を活用し、インターネットで藤沢と長崎を結んだ。
体験聞き身近に
明治中では、中学2年生191人を対象に実施。体育館に集まった生徒たちはスクリーンを通して、長崎平和推進協会の丸田和男さん(88)の声に耳を傾けた。
当時13歳だった丸田さんは爆心地から約1・3Kmの自宅で被爆。ガラス片を浴びたことや、母親を亡くした経験を話し「何があっても戦争という手段を選んではいけない。人の命を大切にして」と生徒に伝えた。生徒代表は「本や事前学習よりも、直接体験を聞いたことで身近に感じた。自分と同年代であの場にいたと想像すると怖くなった。戦争が起きないように何ができるか考えていきたい」と話した。
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