湘南台でコワーキングスペースを兼ねた学習塾「シードハウス」を経営する小林コトミさん(41)が、アジア太平洋経済協力会議(APEC)のベストアワードに、日本代表としてノミネートされた。13日にはオンラインでプレゼンテーションが行われた。
同アワードはAPEC域内の女性起業家や経営者たちのネットワーク構築やビジネスの拡大、認知促進などのため、2016年からロシア主導で行われているもの。小林さんは今年から設けられた、ベストマネジャー部門に選出。「パンデミック後の回復における女性のリーダーシップ」をテーマに、各国の代表10人が発表した。
シードハウスの経営や、誰でもプログラミングを学べるアプリ「コードベル」のリリース、横浜で女子専用のコワーキングスペース・学習塾「ブルーコンパス」を運営するなど3つの会社を起業し、経営に携わっている小林さん。その活動が高く評価され、内閣府の推薦を受けて日本代表に選ばれた。
小林さんは、国内の女性リーダーはまだ少なく、女性目線のビジネスも生まれにくい状況に着目。10〜20年後に向けて女性リーダーを増やしていくため、テクノロジーの活用や、女性起業家らが専門的に実施する女子教育について話した。小林さんは「コロナ禍でリモートなど様々な働き方が生まれたが、家事や育児などの負担が増えたことをケアするサービスが少ない。それは女性目線のビジネスがほとんど無いから。女性はもっと困っていることを発信して、ビジネスに転換していけたら」と話した。
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