学生馬術の日本一を決める全日本学生馬術三大大会が1日から3日間、山梨県馬術競技場で開かれ、市内亀井野に拠点を置く日本大学馬術部が3種目総合で10連覇を成し遂げた=写真。
同大会は、演技の美しさを競う「馬場馬術」、柵を越える「障害飛越」、その2種目を加え自然に近い地形を走行するクロスカントリーを人馬一体で行う「総合馬術」の3種目を行い、その総合ポイントで大学日本一を決定する。
大会では、最初の障害馬術でエース名倉賢人さん(4年・桜望=馬名)が3位、楠本將斗さん(2年・桜真)が4位になるなど、個人優勝は逃したが団体で優勝。馬場馬術では有賀翔さん(4年・桜陽)が1位、重藤エディット彬さん(3年・桜宇)が4位と活躍し個人と団体を制覇。
総合馬術は、楠本さん(桜空)が1位、名倉さん(桜望)が2位、瀬川裕哉さん(2年・桜恋)が3位と表彰台を独占。文句なしに団体優勝も手にした。
チームで目指した3種目総合は、1270点を記録。2位の立命館大には756点もの大差をつけた圧勝だった。
3種目で活躍した楠本さんは「馬がリラックスできるように心がけた。10連覇に満足することなく、来年も勝てるように努力したい」と話した。
恵まれた環境で切磋琢磨
馬術部のキャプテン・谷津友崇さん(4年)は、同部の強さの理由を「全国でもトップレベルの環境にある」と説明する。亀井野にある馬場や厩舎などの横には寮があり、部員らは「朝起きて最初に馬に触り、夜寝る前の最後に馬に触る」という言葉通り、馬と生活を共にしている。
またコーチは元五輪代表選手、さらに同部だけで約40頭の馬を所有する。近くには獣医師を育てている日本大学生物資源科学部があり、OB・OGのサポートも厚い。部員も実力者が揃う。
谷津さんは「部員のレベルは高くほぼ横一線。それだけにレギュラー争いはシビア。常に自分に厳しく努力している」と明かした。
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