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「障害関係なく遊べる場を」 公園整備へ市民団体発足

社会

掲載号:2020年12月25日号

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意見交換をする参加者(左が鈴木さん)
意見交換をする参加者(左が鈴木さん)

 障害のある子どももない子どもも一緒に遊べる「インクルーシブ公園」を市内に整備しようと先月、有志から成る市民団体が発足した。13日にはキックオフイベントとして商工会館でワークショップを開催。誰もが利用しやすく、多様性を共有できる場を目指し、参加者らが意見交換した。

 インクルーシブ公園は、多目的トイレや寝たまま乗れるブランコ、椅子に座って遊べる砂場など、遊具や施設に配慮がされ、障害のある子どももない子どもも一緒に遊べる公園。国内では今年春に世田谷区と豊島区に初開園した。

 イベントの主催は市民団体「インクルーシブひろば〜みんなおなじ空の下」。代表の鈴木理恵子さん(36)は小学生の長女と、進行性の病気で車いすユーザーの双子の男児の母。子どもたちと公園へ行った際に、遊具や施設の不便さや、周囲とのコミュニケーションの取りづらさを感じていたという。

 「差別というわけではなく、そもそも車いすの子どもとどう接したらいいのか分からない様子の親子が多い」と鈴木さん。SNSの交流をきっかけに、世田谷区のインクルーシブ公園を訪れた際、障害の有無に関わらず子どもたちが遊び、交流する姿に衝撃を受け、藤沢市でも実現しようと会を立ち上げた。

 ワークショップは市内外から子育て中の母親を中心に約20人が参加。前半は、インクルーシブ公園の普及に取り組む都議の龍円あいりさんらを招いた、公園開園までの経緯などの講演。後半は、藤沢市にどんな公園がほしいかをグループで話し合った。

 話し合いでは「自然遊びがしたい」「着替えスペースやシャワー付きの多目的トイレがほしい」といったハード面への要望のほか、「公園が遊びを通じ、子ども同士、親世代同士の交流が深まる場になれば」といった意見も寄せられた。

 今後は不定期に開催するイベントなどで、多世代の考えをヒアリング。まとめた意見を市などへ提出し、公園の整備を要望したいとしている。

 鈴木代表は「地域の特性や寄せられた意見に合わせ、それぞれ施設が違うのもインクルーシブ公園の特徴」と説明し「まずは多くの声を聞きたい。このイベントを第一歩に、必ず実現させたい」と力をこめた。
 

鈴木さんと双子の息子(写真は提供)
鈴木さんと双子の息子(写真は提供)

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