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藤沢版 公開:2021年1月29日 エリアトップへ

市内待機児童103人減 保育所新設などが奏功

社会

公開:2021年1月29日

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 藤沢市の昨年10月1日現在の待機児童数が、前年同期比103人減の185人であることが15日、県の発表で明らかになった。集計は4月と10月の年2回行っており、それぞれ集計ごとに比較すると、4月は18年174人、19年164人、20年20人。10月は18年347人、19年288人。いずれも減少傾向にある。年齢別内訳は0歳児が96人、1歳児が67人、2歳児が22人、3〜5歳児は0人。

 市保育課は、子育て世帯のニーズに合わせた新規保育所開所などの対策が奏功したと分析。また、定員に満たないことが多い4、5歳クラス分の空きスペースを活用して1、2歳児を預かる「年度限定保育事業」を実施。ほか、「保育施設利用申込書」で育児休業中の保護者に対して保育の緊急性の意思確認などにも取り組んでいる。

 一方、利用申込者数8876人、定員8044人に対し実際の利用者は7741人に留まる。新規施設の4〜5歳児クラスが定員に至らず、0〜2歳児の入所希望が集中する傾向が続いている。

 市は新規保育所の公募時に、「利用者が通勤前に預けやすい藤沢駅、辻堂駅近辺の立地」や「自動車で通園可能な駐車場の確保が可能か」など、あらかじめ子育て世帯のニーズに合う条件を付けて事業者選定を実施。今年4月には14カ所(小規模事業6カ所含む)を新規開所予定=上表=で、定員657人増を見込む。

 待機児童とは別に、保留児童は1135人と県内で横浜、川崎に次いで多く、一般市では最多人数となっている。内訳では615人が「特定の施設のみを希望」していることから、施設の需要と供給のバランスが整いきっていない現状が伺える。内訳は次いで「育児休業中で即時の復職を望まず、育児休業の延長を希望」が116人、「企業主導型保育園利用中」が70人となっている。

保育士不足が課題

 受け皿となる施設整備が進む一方、依然として課題となっているのが保育士不足。昨年4月1日時点では9園で計27人保育士が不足し87人を受け入れられなかった。市は新規就労者への奨学金の返済補助や引越し費用の補助などの制度を設け人材確保策を講じているが、「全国的に保育士不足は変わらず、自治体間で取り合いとなる厳しい現状。施設整備と人材確保いずれも必要」という。市保育課によると、4月新規開所の各施設に人材不足はなく予定通り開所できる見込み。

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

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